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更新日:2025年7月18日

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吉村昭記念文学館 荒川区平和都市宣言30周年・戦後80年 第27回トピック展示 吉村昭の取材ノート―戦争体験者の証言を求めて―吉村のノートが伝える戦争の記憶

 吉村昭記念文学館では、荒川区平和都市宣言30周年・戦後80年の節目を迎えるにあたり、7月18日(金曜)から、第27回トピック展示「吉村昭の取材ノート―戦争体験者の証言を求めて―」を開催します。

 18歳で終戦を迎えた吉村は、敗戦を機に一変した日本人の態度や意識に違和感を持ち続けていました。自身が見た戦争は何だったのかを問い、また、戦争を通して人間の本質を探るべく、徹底した取材と文献調査を行い、「戦艦武蔵」(「新潮」新潮社)を発表しました。以降、証言と文献の記録を照合し、検証を重ねる手法で戦争の実相を捉え、戦時における人間を見つめ、戦史小説を執筆しました。

 本展では、吉村の戦史小説から9作品を取り上げ、それらの取材ノートの紹介を中心に、吉村家の終戦の日の恒例行事について語った津村節子氏のインタビュー映像や、荒川区の作者を含む空襲体験画(すみだ郷土文化資料館蔵)などを展示します。

期間

令和7年7月18日(金曜)~9月17日(水曜)

場所

吉村昭記念文学館2階 エントランス、著作閲覧コーナー(荒川区荒川2-50-1ゆいの森あらかわ内)

見どころ

 主に初公開箇所を展示する戦争体験者の貴重な肉声が記録された吉村の取材ノートや、「空襲体験画」を通して、戦争の実態を知り、戦時下を生きた人びとの姿を感じ、平和について考える貴重な機会となります。ぜひ、多くの方々にご覧いただきたいと思います。

主な展示資料

下記の作品の取材ノート(一部パネル展示)

  • 『戦艦武蔵』(昭和41年 新潮社)
  • 『殉国』(昭和42年 筑摩書房)
  • 『大本営が震えた日』(昭和43年 新潮社)
  • 『細菌』(後改題「蚤と爆弾」)(昭和45年 講談社)
  • 『背中の勲章』(昭和46年 新潮社)
  • 短編「手首の記憶」(『総員起シ』所収 昭和47年 文芸春秋)
  • 短編「烏の浜」(『総員起シ』所収 昭和47年 文芸春秋)
  • 『深海の使者』(昭和48年 文芸春秋)
  • 中編「他人の城」(『脱出』所収 昭和57年 新潮社)

津村節子氏特別インタビュー映像「すいとんを語る」 制作:吉村司氏

空襲体験画(複製 すみだ郷土文化資料館蔵)※荒川区の作者含む

A:吉村昭記念文学館トピック展入口

吉村昭記念文学館トピック展入口

B:著作閲覧コーナー展示の様子

著作閲覧コーナー展示の様子

C:取材ノート展示の様子

取材ノート展示の様子

D:「空襲体験画」展示の様子
「空襲体験画」展示の様子(すみだ郷土文化資料館蔵)

E:第27回トピック展チラシ(表)
第27回トピック展チラシ(表)

お問い合わせ

地域文化スポーツ部ゆいの森課文学館係

〒116-0002荒川区荒川二丁目50番1号

電話番号:03-3891-4349

区政広報部広報課報道映像係

〒116-8501荒川区荒川二丁目2番3号(本庁舎4階)

電話番号:03-3802-3111(内線:2135)

ファクス:03-3802-0044

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